口角上げて、社会貢献

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少し早く待ち合わせ場所に着いたので、
道ゆく人をぼーっと眺めていました。

いわゆる、人間ウォッチングです。

そこで最初に目に入ったのが、
服の色でした。

黒、茶色、グレー……

とにかく同じようなダークトーンが多くて、
誰かに「同じ色を着なさい」と
言われているわけでもないのに、
少し、同調圧力のようなものを感じてしまいました。

そんな中で、
赤やピンク、
グリーンといった鮮やかな色が見えると、
ホッとして、ちょっと空気が変わる。

「色」って、それだけで
その場の空気をつくっているんだなと、
改めて感じました。

そして、もう一つ。

服の色以上に気になったのが、
みんなの表情でした。

ちょうど夕方の帰宅時間。
お仕事終わりで
疲れている人が多かったのだと思います。

それにしても、
怒っているような顔、不機嫌そうな顔、
眉間にギュッとシワが寄った顔……。

あまりにもそんな表情の人が多くて、
正直、ちょっとゾッとしてしまったのです。

そして、はっとしました。

「私も、こんな顔をして歩いているのかな……」

それは嫌だな、と思いました。笑

もちろん、1人でニヤニヤしながら
歩く必要はありません。
それはそれで、ちょっと怪しいですしね。

でも、
ほんの少しだけ、口角を上げてみる。

それだけで、自分がまとっている空気って、
少し柔らかく変わるんじゃないかと思うのです。

私たちは、何も話していなくても、
服の色や、表情や、立ち姿で、
その場に空気を流しています。
つまり、環境の一部になっています。

1人ひとりが、ほんの少し口角を上げる。

それだけで、街の空気が
ちょっと明るくなると思うのです。
これって、すごく立派な
「社会貢献」なんじゃないかな。

これから、1人で歩いている時も、
ほんの少し口角を上げることを
意識してみたいと思います。

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