私は、幼い頃から
音楽と共に育ってきました。
暮らしの中に
ピアノがあることは、
当たり前。
受験を理由に、習い事を
スパッと辞めてしまう人もいます。
それが本人の意思なのか、
親御さんの意思なのかはわかりませんが……。
ちなみに私は、
「辞める」という発想自体がなく、
むしろ、
「学校の方を辞めたい」
と思っていました。笑
で、大人になった今になって思うこと。
「やっぱり、音楽やってて良かった!」
音楽って、
生きていくための「土台の力」を
いろいろ身につけてくれる気がするのです。
学校で学ぶ教科は、
もちろん、どれも学ぶ意味はあるし、
そこで積み重ねられてきた知識や研究が、
私たちの暮らしや社会を
支えていることもたくさんあります。
ただ正直、
学校で覚えたことの多くを、
私は今ほとんど覚えていません。笑
わからないことがあれば、
今はその場で調べることもできます。
一方で、
音楽とか、美術とか、体育とか。
受験となると、どうしても
5教科より優先順位が
下がりがちな科目たち。
でも実は、
音楽ひとつとっても、
やってきたことって
結構すごいんです。
♪ 楽譜を読む
次にどう動くかを瞬時に判断する。
頭はフル回転。
♪ 1曲を仕上げる
地道にコツコツ続ける。
継続力も忍耐力も必要。
♪ 暗譜する
構成を捉える。
記憶力も集中力も使う。
♪ 音を合わせる
言葉だけではない
コミュニケーションや、
空気を感じる力がいる。
♪ 音を聴いて、感じる
音の強さや響き、
間、空気の変化を感じる。
耳だけではなく、
身体や心を使って受けとる。
♪ 「ここ、うまくいかないな」を修正する
できないところを見つけて、
原因を探って、
試して、また直す。
そして、一曲の中でも、
気持ちをどこに、
どんなふうに持っていくのかを考える。
盛り上げるところもあれば、
静かにおさめるところもある。
曲をつくっていく過程って、
人生をどう歩いていくかを
考えることにも
少し似ている気がします。
私は音楽を通して、
道筋の立て方や考え方、
感じる力や想像する力も
身につけてきたように思います。
教科書を覚えるのとは違って、
身体や五感を使って身につけた
感覚や発想力って、
大人になっても
意外と残っています。
受験に出るかどうかとは別に、
大人になった今、
私はこういう
「一見、主要じゃなかったもの」に
ずいぶん助けられています。
計算の公式より、
音や感覚の引き出し。
気持ちのない丸暗記より、
そのとき心が動いた感覚。
学校で学ぶ教科は、
もちろん大切。
でも、やっぱり私は思うのです。
音楽、美術、体育などの実技教科こそ、
「生きる」という授業の主要科目。
大人になった今、
ますますそう思います。
だから、習い事も……
受験だからこそ
無理のない自分のペースで
続けられたらいいなと思います。

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