東京は、私の社会人としての原点

This is ME!!2026in東京

前回の記事では、
「なぜ東京で開催するのか?」
という質問をよくいただくこと、
父の言葉をきっかけに、自分の中にあった
「順番にやらなければ」という
思い込みが外れたことを書きました。

では、なぜ「東京」だったのか。

実は、ものすごく特別な理由があったわけではありません。

「関西の次はどこにしよう」と
じっくり考えたわけでもありませんでした。

でも、心のブロックが外れて、
スッと浮かんできたのが「東京」でした。

もし時間をかけて考えていたら、
違う場所になっていたかもしれません。

社会を知らなかった私

私にとって東京は、
社会人としての始まりの場所でした。

私が社会人になるまでは、
クラシック音楽が中心の世界にいたので
それ以外の世界を知りませんでした。

自分で自覚はありませんでしたが、
「世間知らず」と言われていました。

1年間だけ社会人になるつもりだった

卒業間近になって、
社会というものを知りたいという興味から、
1年間だけ社会人になってみようと決めました。
興味本位の社会人デビューでした。

でも気がつけば、その仕事は
思ったより長く続くことになります。

どうせ1年なら、
世界が見える場所がいい。
海外とつながっていたり、外国人がいたり、
そんな環境を選びました。

しかも役職は、いきなりマネージャー。
そこに飛び込む私もすごいですが、
会社もなかなかのチャレンジャー。

卒業間近に応募したのですが、
今思うとその募集は、新卒採用ではなく、
中途採用の広告だったのだと思います。

でも当時の私は、
そんなことすらわかっていませんでした。

就職ガイダンスを受けたこともなく、
いわゆる就職活動というものを
ほとんど知らなかったからです。

面接には真っ赤なコートを羽織り、
履歴書には「誰からも愛される性格です」と。

そんな私が人事のプロになるのですから、
人生って面白い。

「あなたらしくやりなさい」

社会人として、入社式、
そして新人研修を受けた場所が
東京でした。

研修では、うまくいくこととそうでないことがありました。
私はどうも「型」を身につけるのが苦手なタイプでした。
それでも真面目に取り組んではいましたが、
他の人とは少しカラーが違ったかもしれません。

研修を終えて関西に戻る日、
ある言葉をかけてもらいました。

「あなたは、あなたらしくやりなさい」

今なら、私も
組織運営や人材育成に関わる仕事をしてきたので、
この言葉を伝えるときの覚悟がよくわかります。

簡単に言える言葉ではありません。
まだ何もできていない人に
「あなたらしくやりなさい」というのは、
その人の未来を信じていないと
言えない言葉だからです。

でも、研修で「型」を身につけるのが
苦手だった私にとって、
この言葉はとても大きな意味を持ちました。

もしこの言葉がなければ、
私は「マニュアル通りにやらなければ」と
自分を苦しめていたかもしれません。
もちろんマニュアルは大切です。
でも「あなたらしく」と言われたことで、
自分なりにやってみていいんだと思えました。

そして現場に出て、
マネージャーとして動くようになってから、
その言葉の意味が少しずつわかっていきました。

泣きながら東京に電話した日

研修を終えて、関西に戻り、
関西のオフィスで直属の上司と面談をしました。

そのオフィスの雰囲気も人も、
東京とは全然違って見えました。

その空気が怖くて、
研修から戻ったその日に、
泣きながら東京に電話をしました。

「もうやっていけません!」

すると電話口で、

「あなた、まだ何もやってないじゃないの」
と優しく宥めてくださいました。

その後、関西で成長の機会をいただき、
怖かった関西も「好き」な環境に変わっていきました。

そんな中で、仕事の幅も広がり、
海外赴任もさせてもらいました。

東京は心のホーム

世間知らずだった私が、
今こうして立っていられるのは、
この始まりの東京があったからだと思っています。

東京は、
私の基礎を作ってくれた場所です。

住んだ場所ではないけれど、
どこか「心のホーム」のような場所でもあります。
だから、自然とThis is ME!!の開催場所に
東京が浮かんだのだと思います。

東京とのご縁

そして実は、今も、東京の会社と仕事をしています。

その仕事は人事採用に関わるもので、
This is ME!!や音楽、エンタメの活動とは
少しカラーの違うものです。

正直に言うと、人事で関わる方々に、
こういう活動をしている自分を見てもらうことに
少し恥ずかしさと怖さがあります。

以前の私だったら、
もう一つの顔は見せなかったかもしれません。

でも最近は、
そんな私も知ってもらえたらいいな、
見てもらえたらいいな、
もしかしたら、
何か提供できることがあるかもしれない、
そんな気持ちに変わってきました。

東京での挑戦

そしてもう一つは、
自分にとってのチャレンジです。

関西に住んでいるので
東京はある意味アウェイです。

その場所で
このイベントがどこまでできるのか。

会場に何度も足を運ぶことはできません。
集客の不安もあります。
でもそれでも、
やってみようと決めました。

不安がなくなってからやるのではなく、
不安があってもやってみる。

それが、今の私の選択です。

先日、東京でお世話になった元上司の方々と
富士山に行ってきました。

こうして今もご縁が続いていることが
とてもありがたいなと思います。

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